『ぎょうさん、ようさん、ようけ、たんと』

 関西弁には『たくさん』という意味の言葉がたくさんあります。
 以下に解説します。

アクセント記号の意味は次の通りです。(H:高い音 L:低い音)

HHLL
ぎょうさん(仰山)

【意味】たくさん(数が多い)
(例文)
・こないぎょうさん、食べられへんわ。
 (こんなにたくさん、食べられないよ。)
ぎょうさん買うたし、オマケしてくれはった!
 (たくさん買ったから、オマケしてくれました!)
 ※「買うた」は「こーた」と読む。

HHLL
ようさん

【意味】たくさん(「ぎょうさん」が訛った言葉)
(例文)
・そないな経験は、ようさんあったわ。
 (そのような経験は、たくさんあったよ。)
・お客さん、ようさん居はるなぁ。
 (お客さん、たくさんいらっしゃるなぁ。)

HLL
ようけ 

【意味】たくさん(余計にあるというニュアンスもある)
(例文)
・お客さん、ようけ居はるなぁ。
 (お客さん、たくさんいらっしゃるなぁ。)
・夕飯のおかず、エライようけあるなぁ。
 (夕飯のおかず、とてもたくさんあるなぁ。)

HLL
たんと

【意味】たくさん。いっぱい。
(例文)
たんと食べて、はよ元気になってや!
 (たくさん食べて、早く元気になってね!)
たんとの人、お集まりやしたなぁ。
 (たくさんの人、お集まりましたね。)

 最後に、大阪のおっちゃんによる関西弁「ぎょうさん、ようさん、ようけ」の解説動画をご紹介します。
【関西弁講座 -大阪おっちゃんねる- より】 

ほな、おおきに。

Kikujiro

//

【本記事の参考文献】
「もっと!もっと!京ことば」 <春> <秋>
「京ことばの辞典」大原穣子 研究社
「新版  京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」  淡交社


国際交流ランキング

次のページ 『いけず』

前のページ 『おおきに』

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *