『せんど』

【写真】京都市 右京区 龍安寺の散歩道

 「せんど」は鮮度ではなく、千度です。ただ、厳密に「千回」ということではなく、「何度も、たくさん」という意味です。 標準語だと「何度も言ってるだろ!」というニュアンスでしょうか。京言葉で言えば「せんど言うとるがな!」と表現できます。(語尾の「がな」はちょっと 強い表現です。「やん」のほうが柔らかいです。)
 「何度も」というより「せんど(千度)」のほうが短く喋れますね。関西地方でよく使われている言葉なので、 関西弁のイメージがあるかもしれませんが、この言葉は辞書に載っているので普通に標準語です(笑)。言葉の意味と例文を以下に記載します。 

 

 せんど(千度)

 【意味】何度も、たくさん

アクセントは以下の通りです。(H:高音 L:低音)

HHH
せんど

【例文】 ※アクセントは参考程度にしてください。

HHH HHH HHHLLL
せんど 言うて 聞かしたのに。
(何度も言って聞かせたのに。)

LHLL HHH HHHLL
オカンが せんど 言うててん。
(お母さんが何度も言ってたんだよ。)

LHLL HHH HHHHLL
テレビで せんど 言うとるがな。
(テレビで何度も言ってるだろうが。)

 大変申し訳ございませんが、今回は解説動画を切らしておりまして・・・。発注して準備が出来次第、アップさせていただきます(^^;)。

 今回は「せんど(千度)」の解説でしたが、実は英語にも「千度」のような表現があります。

 I told you thousand times not to do that!
 (それをやるなって何度も言っただろ!)

 この thousand times を「千回」と訳すことができ、さらにこの文脈におけるthousandには「何度も、たくさん」という意味があるのです。 というわけで、英語と京言葉のロジックに親近感を覚えたところで今回はここまでにしましょうか!

ほな、おおきに☆彡

Kikujiro

【参考文献】
 「京ことばの辞典」大原穣子 研究社


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