『たいがい』 と『けったい』

 この二つの言葉の意味は、対照的になることもあれば、そうでないこともあります。いずれも、人、物、どちらに対しても使われます。

たいがい・・・ ふつう、たいてい、ほどほどに
けったい・・・ 変な、おかしな、奇妙な

【例】
・たいがいの家庭にはテレビがある。
・たいがいのサラリーマンは日勤である。
・残業はたいがいにしときや。(残業はほどほどにしなさい。)
・同僚が、けったいなパーマを掛けてきた。
・弁当箱のフタを開けたら、けったいなおかずが入っていた。

 ちなみに上記の『たいがい』を漢字にすると『大概』になります。
これが『大害(たいがい)』になると、大きな災いという意味になります。(これは京ことばではありませんが)
「あの火災は大害になった」 とか 「大概の火災は大害に繋がる」という表現は可能ですね。

 また、京都弁で「たいがいにしておくれやす」と言うと、「いいかげんにしてください」という意味になります。言葉はやんわりとしていますが、内心は穏やかでありませんので、このような言葉を聞いたときにはご注意ください。雰囲気で何となく怒ってはるのが分かると思いますけど。

 最後に「けったい」に関する解説動画をご紹介します。例の大阪のおっちゃんによる関西弁講座です。ちなみに、大阪市内ではあまり「けったい」は使われないようです。▼▼▼

ほな、おおきに。

Kikujiro

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【本記事の参考文献】
「もっと!もっと!京ことば」 <春> <秋>
「京ことばの辞典」大原穣子 研究社


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