フランス語と英語の比較

 突然ですが、あなたは香水をお持ちではありませんか?
 もし、お持ちでしたら、その瓶の表面をご覧ください。
 たいがい、”EAU DE TOILETTE” と書いてあります。

 これはフランス語なのです。

 正確な読み方は「オ・ドゥ・トゥワレトゥ」になりますが、日本語では訛って「オードトワレ」と読みます。

  “EAU” が 「オ」で「水」の意味です。”DE” が 「ドゥ」で「~の」を意味します。英語では “OF” に該当します。 “TOILETTE”が「トゥワレトゥ」で「化粧、身づくろい」です。
 そのため、”EAU DE TOILETTE”は「化粧水」を意味します。

 そんなわけで、実は暮らしに身近なフランス語。

 フランス語も英語と同じように、文字にアルファベットを使っています。フランス語では「アルファべ」といいます。

 英語は世界共通語になっているので、第一外国語として英語を学ぶ人は圧倒的に多いはずですが、その次に学ぶ第二外国語のひとつとして、フランス語を是非オススメします。

 というのは、以下3つの理由からです。

 

 1.フランス語は英語に次ぐ国際言語

 英語は50以上の国で公用語となっていて、フランス語は25以上の国で公用語となっています。
 フランス語はユーラシア大陸以外に、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、アフリカ大陸と広い地域で使われています。また、国際連合、ヨーロッパ連合(EU)、ユネスコでもフランス語は公用語の一つになっています。
 よって、フランス語を習得すれば、世界の情報がさらに広く分かり、より国際的に人々と交流ができるようになります。

 

 2.フランス語の単語は英語と似ている

 そもそも英語は5世紀ごろにその原型が作られ、11世紀にフランス語から大量の語彙を取り入れています。
 例えば、「page(ページ)」「train(電車)」「station(駅)」「passion(情熱)」「communication(コミュニケーション)」は、英語とフランス語でつづり字が同一です。(読み方は全く違いますけど)
 よって、英語の語彙があると、その知識をもとに思考したり、応用を利かせられるため、フランス語を学ぶ上では有利になります。ただし、フランス語の場合、名詞が男性形と女性形に分けられ、それらの違いによって、冠詞の使い分けが必要なので注意してください。

 

 3.フランス語の構文は英語と似ている

 構文についても、英語の知識があるとフランス語を学ぶ上で有利に働きます。というわけで、ここでは英語と比較しながらフランス語の構文を確認してみましょう。


 代表的な5つの構文で比較します。以下は英語の語順です。

(1)主語(Subject) + 動詞(Verb)
(2)主語(Subject) + 動詞(Verb) + 補語(Complement)
(3)主語(Subject) + 動詞(Verb) + 目的語(Object)
(4)主語(Subject) + 動詞(Verb) + 間接目的語(Object1) + 直接目的語(Object2)
(5)主語(Subject) + 動詞(Verb) + 目的語(Object) + 補語(Complement)

【補足】
 ※(2)について、補語は主語とイコールになるもの。
  [例] 私は教師です。(主語)私 (補語)教師
 ※目的語は動詞の対象になるもの。[(3)(4)(5)共通]
 ※(4)について、間接目的語は「~に」にあたるもの。
  直接目的語は「~を」にあたるもの。
 ※(5)について、補語は目的語とイコールになるもの。
  [例] 彼は私を笑顔にしてくれる。(目的語)私 (補語)笑顔


 次に、例文を用いて5つの構文を英語とフランス語で比較します。


構文(1) 主語(Subject) + 動詞(Verb)
【英語】
 I swear. (I=主語、swear=動詞)
【フランス語】
 Je jure. (Je=主語、jure=動詞)

構文(2) 主語(Subject) + 動詞(Verb) + 補語(Complement)
【英語】
 I became a teacher. (I =主語、became=動詞、a teacher=補語)
【フランス語】
 Je suis devenu professeur.(Je=主語、suis devenu=動詞、professeur=補語) ※suis は厳密には助動詞。

構文(3) 主語(Subject) + 動詞(Verb) + 目的語(Object)
【英語】
 I opened the door. (I = 主語、opened =動詞、the door=目的語)
【フランス語】
 J’ai ouvert la porte. (J’=主語、ai ouvert=動詞、la porte=目的語) ※ai は厳密には助動詞。

構文(4) 主語(Subject) + 動詞(Verb) + 間接目的語(Object1) + 直接目的語(Object2)
【英語】
 My mother baked me a pancake.
 (My mother=主語、baked =動詞、me=間接目的語、a pancake=直接目的語)
【フランス語】
 Ma mere m’a cuit un pancake.
 (Ma mere=主語、m’ =間接目的語、a cuit=動詞、un pancake=直接目的語)  ※a は厳密には助動詞。

構文(5) 主語(Subject) + 動詞(Verb) + 目的語(Object) + 補語(Complement)
【英語】
 You make me smile.
 (You =主語、make=動詞、me=目的語、smile=補語)
【フランス語】
 Tu me fais sourire.
 (Tu = 主語、me=目的語、fais=動詞、sourire=補語)

 フランス語と英語の構文を比較した結果を以下にまとめます。

・構文(1):語順は同一。
・構文(2):語順は似ている。
・構文(3):語順は似ている。
・構文(4):動詞と間接目的語の語順が入れ替わる。
・構文(5):動詞と目的語の語順が入れ替わる。

 ※構文(2)(3)について、フランス語の過去形には助動詞が必要となり、厳密には語順が合致しないので「似ている」としました。

 というわけで、フランス語は世界の中でもある程度広く使われていて、単語や構文は英語と少々似ているということを述べました。当然ながら、構文の形式は他にもいろいろとありますが、ここでは代表的なものを取り上げています。

 フランス語に興味のある御方は、フランス語の自己紹介をできるようにしてみてはいかがでしょうか。そこから更に新しい世界や人々との出会いに繋がるはずです。

Au revoir!(またね!)

Kikujiro

【参考文献】
世界一簡単なフランス語の本:中条省平 幻冬舎新書





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