京都弁の助動詞『はる』

 京都弁の特徴の一つとして、日常会話で『はる』がよく使われます。『はる』は、軽い尊敬の意味が含まれる助動詞です。

 というわけで、京都では『』の時分だけでなく、一年中『はる』が聞こえてきます。(※現在形『はる』、過去形『はった』)

 ここでは五つの例文をご紹介します。
 京都人とのコミュニケーションに役立てば幸いです。

①どこ行かはるんですか? -へぇ、ちょっとそこまで。
(標準語:どこへ行かれるのですか? -はい、ちょっと近くまで。)
②気持ちよう お酒回ったはるなぁ。 -ちょっとそこらで飲んでてん。
(標準語:大分酔っているみたいですねぇ。 -ちょっとその辺で飲んでたんだよ。)
③これ、おばあちゃんがこーてきてくれはってん。 -ちょっともっさいなぁ。
(標準語:これ、おばあちゃんが買ってきてくれたんだよ。 -ちょっとあか抜けないね。)
④今朝は遅刻しそうやから、仕事休んでもエエかな? -いや、何言うてはるんですか!
(標準語:今朝は遅刻しそうだから、仕事を休んでもいいだろうか? -いや、何を言ってらっしゃるんですか!)
⑤知らん間に帰らはったわ。 -急(せ)いてはりましたんやろなぁ。
(標準語:知らないうちに帰られましたわ。 -急いでいらっしゃったのでしょうね。)

以上、何かのお役に立てばと思います。
(むしろ、観光に行くなら①②くらいしか、役に立ちませんね。)

また、京都あるあるについて、京都人のギタリストさんによるおもしゃい動画を見つけたのでご紹介させていただきます。
(ちなみに『おもしゃい』は和歌山弁で『面白い』という意味)

ほな、おおきに。

Kikujiro

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【本記事の参考文献】
「もっと!もっと!京ことば」 <春> <夏> <秋>


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