混沌の中にも美しさはある

素数とは、1より大きい整数で、1とその数以外に約数を持たない数字のことです。

※約数・・・割り切れる数のこと。
(例)6÷2=3 において、2は6の約数という。

数字 1~100 の中で、素数は25個あります。
(例) 2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29 ・・・・・・ 97

 しかしながら、素数の出方は不規則で、それが出現する法則は未だ解明されていません。言わば、素数の世界は混沌としています。

 ただ、次のことは分かっています。というか、法則があります。
数学者の皆さんは、この素数の法則に対して、美しさや魅力を覚えるようです。

『 1 より大きな全ての整数は、素数または素数の掛け算で表せる』

要するに、2 以上の整数は素因数分解できるということです。

※素因数分解・・・整数を素数の積(掛け算)で表すこと。

 つまり、素数は全ての整数の素(もと)、素材であると言えます。

 そして、それは何の統一性や法則もなく、けっこう気まぐれに出現するということです。

 というわけで、素数は、数字のゴチャゴチャした世界に存在するシュっとしたもの。混沌の中にある美しさみたいなものです。

 

 世の中には様々な人がいます。

 時々、美人やイケメンもいます。たいていの人は、そういう人に魅かれます。でも、一見普通の人であっても、とりわけ特徴のない人であっても、美しさや優れたものは何かしら持っているはずです。

 例えば、外見の面では、髪、肌、爪などがキレイで清潔感があるとか。筆記用具、手帳、腕時計など持ち物が素敵とか。行動の面では、仕事が早い、リーダーシップがある、問題に対処する能力が高いとか。

 私たちは、人や物事を評価するとき、第一印象や思い込みにとらわれがちです。しかし、冷静に観察して素因数分解してみると、その人やモノが持つ美しさ、良さを見つけられるかもしれません。

 というわけで、混沌の中にも美しさは存在していて、それを見つけるには観察と分析が大事というお話でした。

ほな、おおきに。

Kikujiro

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【参考文献】
『世にも美しい数学入門』 藤原正彦 / 小川洋子 ちくまプリマ―新書


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