納豆はなぜ体に良いのか?

「納豆は長寿と若返りの万能食」と、方々で絶賛されています。

では、納豆の何がそれほど体に良いのでしょうか?

それが分かれば納豆を食すことの大切さをより深く理解でき、実際に食べることを意識するでしょう。

また、食の健康に関する知識が身について、他にもいろいろと応用が利きますね。

というわけで、今回は納豆の健康効果を確認します。


 納豆は発酵食品

 発酵食品は体の免疫力を向上させる。免疫の大半は腸で作られ、腸の活動は腸内細菌に大きく影響される。
 納豆に含まれる「納豆菌」は枯草菌(こそうきん)と呼ばれ、腸の常在菌の一種。それが外から入ってくると、腸内細菌は仲間が入ってきたことに刺激され、働きが活発化する。

 食物繊維

 納豆には腸内細菌が好む水溶性の食物繊維が豊富に含まれる。
 食物繊維の適量な摂取は、便通を促し、動脈硬化・糖尿病・直腸がんなどの防止に効果があると言われる。

 納豆の栄養素

イソフラボン

 大豆に多く含まれ、抗酸化作用を持つ。人の体に入ると女性ホルモンのエストロゲンとして作用する。
 そのため、イソフラボンはエストロゲンの減少によっておこる更年期障害の症状を軽減するために効果的。
 また、エストロゲンはカルシウムが骨から溶け出すのを抑制する働きもあるため、骨そしょう症の予防にも効果的。

レシチン

 脂質の一種。大豆、豆腐、卵黄などに多く含まれる。脂質の代謝や細胞膜の生成に必要な物質。
 ビタミンAやビタミンEなどの脂溶性物質の吸収を助ける働きがあるため、生活習慣病の予防に有効。
 ※ビタミンAには抗がん作用、ビタミンEには脂肪の酸化防止作用(抗酸化作用)がある。

ビタミンE

 脂溶性ビタミンの一種。穀物、緑黄色野菜、豆類、卵黄などに含まれる。高い抗酸化作用を持ち、有害な活性酸素を除去し、細胞膜を保護する。
 脂質の酸化によってできる過酸化脂質の生成も防止する。過酸化脂質は内臓、血管などの全身に沈着して、動脈硬化、生活習慣病、老化、認知症などを招くと言われている。ビタミンEはこれらの防止に効果的。
  

ビタミンK

 脂溶性ビタミンの一種。緑黄色野菜、海藻類、豆類などに含まれる。骨にカルシウムが沈着するのを助けたり、血液の凝固因子を合成する働きがある。
 ビタミンKが不足すると、骨がもろくなる。また、鼻血、大腸炎が起こりやすくなるなどのトラブルが発生する。ビタミンKは体内の腸内細菌から合成することもできる。


・・・というわけで、納豆についての解説は以上です。

ちなみに、「納豆は練れば練るほど栄養価が増す」 という意見もありますが、科学的な根拠は見当たりません。

ある程度練ることで確実に旨味は増加します。

ただ、たくさん練ることで栄養価が増すかどうかは微妙ですし、何百回も練ってたら時間が掛かるし、手も疲れるので、ある程度練ったら、その後は速攻で食べるのが良いでしょう。

ほな、おおきに。

Kikujiro

【参考文献】
・食の医学館 小学館
・体がよみがえる「長寿食」 藤田紘一郎 三笠書房 

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