【日本庭園(京都御所)(京都市上京区)】
畳語とは、同じ単語を重ねた言葉です。
これも伝統的な京ことばの特徴の一つです。
同じ単語を繰り返すことで表現の意味が強調されます。
日常生活でエライ ようけ使えそうな畳語をいくつかご紹介します。
【アクセント】高音:H 低音:L
やんややんや
【意味】しつこく言いたてること。やいやい。
(例)やんややんや言わんといてや!
(くどくど言わないでよ!)
ごてごて
【意味】しつこく長々としゃべること。
(例)ごてごて文句ばっかし言いヨル。
※ばっかし=ばかり
※ヨル=ちょっとぞんざいな男性語
アッツイアッツイ
【意味】非常に熱い。
(例)今日はテンカラボシで、アッツイアッツイわ。
※テンカラボシ=炎天下
キッツイキッツイ
【意味】非常に大変。耐え難くつらい。
(例)あないにやんや言われたらキッツイキッツイわ。
※あないに=あんなに、あのように
サッブイサッブイ
【意味】非常に寒い。
(例)冬の京都はサッブイサッブイなぁ。
めちゃめちゃ
【意味】普通の程度を越えているさま。
(例)お前、その服、めちゃめちゃカッコエエやん!!
ちゃうちゃう
【意味】ちがうの意味。※3回以上言うこともある。
(例)ちゃうちゃうちゃう!!そういうことやない!
いらんいらん
【意味】要らないの意味。※これも3回以上言うかも。
(例)いらんいらん!!もういらんて!
ほな、おおきに。
Kikujiro
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【本記事の参考文献】
「もっと!もっと!京ことば」 <春> <夏> <秋> <冬>
「京ことばの辞典」大原穣子 研究社