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動詞 venir

【写真】ジャルダン・ドゥ・フランス(フランスのバラ)

 今回はフランス語の動詞 “venir”を解説します。

 ”venir”は、英語の “come” に該当し、フランス語ではよく使われる動詞です。そして、この動詞は être, avoir, faire, prendre, aller と同様に、人称代名詞によって不規則な変化をします。詳しくは以下をご覧ください。 はじめに動詞”aller”の活用形、次に例文をご紹介します。ほな、やっていきましょか。

 

 動詞 venir

 venirは英語の”come” に当たり、「来る」という意味を表します。また、「venir + de + 動詞の不定形」によって、近接過去(~したところである)を表現できます。
 さらに、「venir + 不定形」は「~しに来る」という意味で使われます。
そして、venir は不定詞であり、動詞の原形です。この言葉は人称代名詞および単数形と複数形の違いによって、不規則に変化します。

単数 複数
 je viens  nous venons
 tu viens  vous venez
 il vient  ils viennent
 elle vient  elles viennent

 

【例文】



 D’où venez-vous? -Je viens du Kyoto.
 (あなたの出身はどちらですか? -私の出身は京都です。)
 (Where are you from? -I’m from Kyoto.)



 Je viens.
 (今行きます。)
 (I’m coming.)



 Vous venez en train?
 (あなたは電車で来ますか?)
 (Do you come by train?)



 Il aussi va au théâtre? -Non,il ne vient pas.
 (彼も演劇を見に行くのですか? -いいえ、彼は来ません。)
 (Does he also go to the theater? -No, he doesn’t come.)



 Pourquoi ne vient-il pas?
 (なぜ彼は来ないのですか?)
 (Why doesn’t he come?)

 

【venir + de + 不定形】(近接過去:~したところである)



 Il vient d’arriver.
 (彼はたった今着いたところです。)
 (He has just come.)



 Je viens de rentrer de vacances.
 (私はバカンスから帰ったばかりです。)
 (I’ve just gotten back from vacation.)



 Elle vient de partir.
 (彼女は出掛けたところです。)
 (She’s just left.)



 Je viens de déjeuner.
 (私は昼食をとったところです。)
 (I’ve just had lunch.)



 Nous venons juste de la voir.
 (私たちはちょうど彼女に会ったところです。)
 (We have just seen her.)

 

【venir + 不定形】(~しに来る)



 Elle vient dîner chez moi.
 (彼女は私の家に夕食を食べに来る。)
 (She comes to have dinner to my house.)



 Il vient me voir.
 (彼は私に会いに来る。)
 (He comes to see me.)

 ※フランス語では、人称代名詞が目的語になるとき、それは動詞の前に配置します。

 

Au revoir!(ほな、またね!)

Kikujiro

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【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会

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動詞 aller

【写真】ストラスブールの街並み

 今回はフランス語の動詞 “aller”を解説します。

 ”aller”は、英語の “go” に該当し、フランス語ではよく使われる動詞です。

 そして、この動詞は être, avoir, faire, prendre と同様に、人称代名詞によって不規則な変化をします。詳しくは以下をご覧ください。

 はじめに動詞”aller”の活用形、次に例文をご紹介します。

 

 動詞 aller

 allerは英語の”go” に当たり、「行く」という意味を表します。また、「aller + 動詞の不定形」によって、近接未来(~するところである、~しに行く)を表現できます。
 一方、慣用表現として、allerは「物事がはかどる」「具合が良い」という意味で使われます。そして、aller は不定詞であり、動詞の原形です。この言葉は人称代名詞および単数形と複数形の違いによって、不規則に変化します。

単数 複数
 je vais  nous allons
 tu vas  vous allez
 il va  ils vont
 elle va  elles vont

 

【例文】aller 行く



 Je vais au cinéma.
 (私は映画を見に行きます。)
 (I go to the cinema.)



 Nous allons au musée.
 (私たちは美術館に行きます。)
 (We go to the art museum.)



 Vous allez où?  -Je vais à Kyoto.
 (どこへ行くのですか? -京都に行きます。)
 (Where are you going? -I’m going to Kyoto.)



 Est-ce que tu vas à l’école en vélo?
 (君は自転車で学校に行くの?)
 (Do you go to school by bike?)



 Je ne vais pas à l’école en vélo.
 (私は自転車で学校には行きません。)
 (I don’t go to school by bike.)



 Elle va au bureau vers huit heures.
 (彼女は8時ごろ会社に行きます。)
 (She goes to the office around eight o’clock.)



 Il va au bureau à pied.
 (彼は歩いて会社に行きます。)
 (He goes to the office on foot.)

 

【近接未来】(~するところです、~しに行きます)



 Je vais acheter du pain.
 (私はパンを買いに行きます。)
 (I’m going to buy some bread.)



 Il va être deux heures.
 (2時になるところです。)
 (It’ll be two o’clock.)



 Le train va arriver.
 (電車はまもなく到着します。)
 (The train will arrive (soon).)



 Ils vont aller à la pêche demain?
 (彼らは明日釣りに行きますか?)
 (Will they go fishing tomorrow?)



 Nous allons partir en vacances cet hiver.
 (私たちはこの冬にバカンスに出掛けます。)
 (We are going on vacation this winter.)

 

【慣用表現】



 Comment allez-vous?
 (お元気ですか?)
 (How are you?)



 Je vais bien.
 (元気です。)
 (I’m good.)



 Ça va?
 (調子はどう?)
 (What’s up?)

 

Au revoir!(ほな、またね!)

Kikujiro

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仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会

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動詞 prendre

【写真】サン=ガティアン大聖堂(トゥール)

 今回はフランス語の動詞 “prendre” を解説します。

 ”prendre”は、英語の “take” や “have” に該当し、フランス語では割かしよく使われる動詞です。 そして、この動詞は être, avoir, faire と同様に、人称代名詞によって不規則な変化をします。詳しくは以下をご覧ください。 はじめに動詞”prendre”の活用形、次に例文をご紹介します。ほな、やっていきましょか。

 

 動詞 prendre

 prendreは英語の”take” や “have”に当たります。実際に「手で取る、つかむ」という意味のほか、乗り物に「乗る」、飲食物を「食べる」「飲む」などを意味します。
 フランス語ではよく使われる動詞であり、不定詞です。不定詞とは動詞の原形です。そして、動詞 prendreは人称および単数形と複数形の違いによって、動詞の原形が皆無なほど不規則に変化します。

単数 複数
 je prends  nous prenons
 tu prends  vous prenez
 il prend  ils prennent
 elle prend  elles prennent

 

【例文】



 Je prends une douche chaque matin.
 (私は毎朝シャワーを浴びます。)
 (I take a shower every morning.)



 Est-ce que tu prends des photos?
 (君は写真を撮りますか?)
 (Do you take any photos?)



 Elle prend une glace comme dessert.
 (彼女はデザートにアイスを食べます。)
 (She has ice cream for dessert.)



 Je prends un thé.
 (私は紅茶を注文します。)
 (I’d like to order a cup of tea.)



 Ils prennent un bain.
 (彼らは風呂に入っています。)
 (They’re taking a bath.)



 Vous prenez cette robe?
 (このドレスをお買い求めですか?)
 (Do you take this dress?)



 Nous prenons le métro.
 (私たちは地下鉄に乗ります。)
 (We take the underground.)



 Je prends de la bière.
 (私はビールを飲む。)
 (I drink some beer.)

 

Au revoir!(ほな、またね!)

Kikujiro

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【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会

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動詞 faire

【写真】ルーブル美術館の近郊(パリ)

 今回はフランス語の動詞 “faire” を解説します。

 ”faire”は、英語の”do” に該当し、これもまたフランス語でよく使われる動詞です。 そして、この動詞は être, avoirと同様に、人称代名詞によって不規則な変化をします。そんな現実と向き合う覚悟がある御方は以下をご覧ください。はじめに動詞”faire”の活用形、次に例文、そして、発音はソニア先生から教わります。
 ほな、やっていきましょか。

 

 動詞 faire

 faireは英語の”do” 、すなわちに「する」の意味に当たると同時に、「作る」、使役動詞(英語でいう”make”)、天候を述べるときの動詞などの意味もあり、多用途です。

 フランス語では使用頻度の高い動詞であり、不定詞です。不定詞とは動詞の原形です。そして、動詞 faireは人称および単数形と複数形の違いによって、動詞の原形が皆無なほど不規則に変化します。

単数 複数
 je fais  nous faisons
 tu fais  vous faites
 il fait  ils font
 elle fait  elles font

 

【例文】



 Je fais mes devoirs.
 (私は宿題をしています。)
 (I’m doing my homework.)



 Je fais un gâteau avec ma fille.
 (私は娘とケーキを作っています。)
 (I’m making a cake with my daughter.)



 Qu’est-ce que tu fais demain?
 (明日は何をしますか?)
 (What are you doing tomorrow?)



 Il a fait pleurer son petit frère.
 (彼は弟を泣かせた。)
 (He made his younger brother cry.)



 Qu’est-ce que vous faites dans la vie?
 (お仕事は何をされていますか?)
 (What do you do for a living?)



 Nous faisons une promenade tous les jours.
 (私たちは毎日散歩します。)
 (We take a walk every day.)



 J’aime faire des gâteaux.
 (私はお菓子を作るのが好きです。)
 (I like to make cakes.)



 Elle fait de la cuisine.
 (彼女は料理をしています。)
 (She is cooking.)



 Ils font de la cuisine pour ce soir.
 (彼らは今夜のための料理をしています。)
 (They’re cooking for tonight.)



 Il fait froid aujourd’hui.
 (今日は寒い。)
 (It’s cold today.)

 

 続いて、faireに関する発音や例文をソニア先生から教わります。

Au revoir!(ほな、またね!)

Kikujiro

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【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会

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「これは何?」「あれは誰?」

【写真】コロンヴァンドーム(パリ)

 今回はフランス語の疑問文「これは何ですか?」「あれは誰ですか?」を解説します。

 対象の物が何であるか全く見当がつかないとき、

「分からん。何これ?」

 ・・・という疑問が生まれます。そんな時に使えるフレーズです。
 例えば、「これは本かもしれない」と、ある程度の予想ができるときは、「Est-ce que c’est un livre?(エスク セ タン リーヴァ?)= これは本ですか?」と尋ねればよいのです。しかし、対象物が予想できないとき、あるいは考えるのが面倒な時は、「Qu’est-ce que c’est?(ケスクセ?)= これは何ですか?」と尋ねることができます。
 対象物が単数、複数のどちらであっても「Qu’est-ce que c’est?(ケスクセ?)」と質問します。一方、回答するときは「C’est~」「Ce sont~」のように単数と複数で区別します。

 対象が人の場合は、「Qui est-ce?(キエス?)=あれは誰ですか?」を使います。「物」のときと同様に、対象の人物が単数、複数のどちらであっても「Qui est-ce?(キエス?)」と質問します。一方、回答するときは「C’est~」「Ce sont~」のように単数と複数で区別します。ほな、以下に例文を記載します。

 

 「これは何ですか?」

【例文】

 Qu’est-ce que c’est?
 (これは何ですか?)
 (What is this?)

 C’est un cadeau pour vous.
 (これはあなたへのプレゼントです。)
 (This is a present for you.)

 Qu’est-ce que c’est?
 (それは何ですか?)
 (What is it?)

 Ce sont des médicaments.
 (それらは薬です。)
 (Those are medicines.)

 Qu’est-ce que c’est? Un livre?
 (これは何ですか?本ですか?)
 (What is this? A book?)

 Oui,c’est un livre.
 (はい、これは本です。)
 (Yes, this is a book.)

 Qu’est-ce que c’est? Des fruits?
 (これは何ですか?果物ですか?)
 (What is this? Some fruits?)

 Non,ce sont des balles.
 (いいえ、これらはボールです。)
 (No, these are balls.)

 「あれは誰ですか?」

【例文】

 Qui est-ce?
 (あれは誰ですか。)
 (Who is that?)

 C’est Paul.
 (あれはボールです。)
 (That is Paul.)

 Qui est-ce?
 (あの人たちは誰ですか。)
 (Who are they?)

 Ce sont les frères de Malik.
 (マリックの兄弟です。)
 (They are brothers of Malik.)

 「何ですか?」「誰ですか?」と質問するときは単数形になり、その回答は単数形と複数形で区別するようにご注意ください。

 Au revoir!(ほな、またね!)

 Kikujiro

【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会

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否定文と否定疑問文

【写真】エッフェル塔(パリ)

 今回はフランス語の否定文を解説します。

 自然現象に否定表現は存在しないという意見があります。

 例えば、「ここに白熊(シロクマ)は居ません。」という文章は「この場所に白熊は居ない」という状況を表しており、現実の世界に白熊が存在しないことを言っているわけではありません。

というのは、「白熊」という名称によって対象と他の存在を区別して「白熊」という概念の存在を確実に認めていますので。

 ですから、否定表現は往々にして一時的にその場の状況を表しているに過ぎません。

 とはいえ、他人とコミュニケーションを取って社会生活を送る上では、否定表現が無いとやはり困りますし、使えた方が便利ですので、ここで解説します。

 

 否定文

 肯定文の動詞を ne と pas で挟めば否定文になります。

【例】

 Je ne suis pas étudiant.
 (私は学生ではありません。)
 (I’m not a student.)

 Elle n’est pas étudiant.
 (彼女は学生ではありません。)
 (She’s not a student.)

 Nous ne sommes pas Allemands.
 (私たちはドイツ人ではありません。)
 (We’re not German.)

 Ils ne sont pas Canadiens.
 (彼らはカナダ人ではありません。)
 (They’re not Canadian.)

 Ce n’est pas une confiture.
 (これはジャムではありません。)
 (This is not jam.)

 Ce ne sont pas des magazines.
 (これらは雑誌ではありません。)
 (These are not magazines.)

 否定疑問文および返答

 否定疑問文は、①語尾を上げる、②文頭にEst-ce queを使う ・・・これら①②の場合は否定文の時と同様に、動詞を ne と pas で挟みます。主語と動詞を倒置する場合は、それら全体を ne と pas で挟みます。
 また、否定疑問文に対する回答が「はい(Yes)」のときは「Non」、「いいえ(No)」のときは「Si」で始めます。ややこしい話ですが、日本語で翻訳するときは、否定疑問文に対する回答の「Non」は「はい」、「Si」は「いいえ」と表現するのが自然です。

【例】

 Vous n’êtes pas Japonais?
 (あなたは日本人ではないのですか?)
 (You are not Japanese?)

 Est-ce que vous n’êtes pas Japonais?
 (あなたは日本人ではないのですか?)
 (Are you not Japanese?)

 N’êtes-vous pas Japonais?
 (あなたは日本人ではないのですか?)
 (Aren’t you Japanese?)

 Non, je ne suis pas Japonais.
 (はい、私は日本人ではありません。)
 (No, I’m not Japanese.)

 Si, je suis Japonais.
 (いいえ、私は日本人です。)
 (Yes, I’m Japanese.)

 Ce n’est pas un cadeau pour moi?
 (これは私へのプレゼントではないのですか?)
 (This is not a gift for me?)

 Est-ce que ce n’est pas un cadeau pour moi?
 (これは私へのプレゼントではないのですか?)
 (Is this not a gift for me?)

 N’est-ce pas un cadeau pour moi?
 (これは私へのプレゼントではないのですか?)
 (Is this not a gift for me?)

 Non, ce n’est pas un cadeau pour vous.
 (はい、あなたへのプレゼントではありません。)
 (No, it’s not a gift for you.)

 Si, C’est un cadeau pour vous.
 (いいえ、あなたへのプレゼントです。)
 (Yes, it’s a gift for you.)

 Vous ne êtes pas~ではなく、Vous n’êtes pas~になったり、Ce ne est pasではなく、Ce n’est pas~になるのは、“エリズィヨン(élision)”といい、冠詞や人称代名詞などの短い単語の末尾の母音が、続く単語によって省略され、アポストロフィ(’)に置き換わることです。これによって文章も話し言葉も短くなります。

Au revoir!(ほな、またね!)

Kikujiro

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【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会

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動詞 avoir

【写真】エトワール凱旋門(モダンアートのイベント中)

 今回はフランス語の動詞 “avoir” を解説します。

 ”avoir”は、英語の”have”に該当し、フランス語において頻繁に使われる動詞です。これがまた be動詞”être”と同様に、人称代名詞によって不規則な変化をします。そんな現実と向き合う覚悟がある御方は以下をご覧ください。はじめに動詞”avoir”の活用形、次に例文、そして、発音はソニア先生から教わります。
 宜しゅうおたのもうします。

 

 動詞 avoir

 avoirは英語の”have”に当たり「持つ」という意味以外にも多くの慣用表現のために使われます。また、「複合過去」という過去の表現をするときには助動詞として使われます。
 フランス語では使用頻度の高い動詞であり、不定詞です。不定詞とは動詞の原形です。そして、動詞 avoirは人称および単数形と複数形の違いによって、動詞の原形が皆無なほど不規則に変化します。
 詳しくは以下の一覧表に記載します。

単数 複数
 j’ai  nous avons
 tu as  vous avez
 il a  ils ont
 elle a  elles ont

 

【例文】※ソニア先生の動画より



 J’ai vingt-cinq ans.
 (私は25歳です。)
 (I’m twenty-five years old.)



 Tu as des beaux yeux.
 (あなたは綺麗な目をしています。)
 (You have beautiful eyes.)



 Il a une pettie soeur.
 (彼は妹がいます。)
 (He has a younger sister.)



 Nous avons une maison.
 (私たちは家を持っています。)
 (We have a house.)



 Vous avez une voiture.
 (あなたたちは車を持っています。)
 (You have a car.)



 Ils ont les même classes à l’école.
 (彼らは学校で同じ授業を持っています。)
 (They have the same classes at school.)

 

 続いて、avoirに関する発音や例文をソニア先生から教わります。

Au revoir!(ほな、またね!)

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冠詞

【写真】エトワール凱旋門(パリ)

 今回はフランス語の冠詞について解説します。

 冠詞とは、英語、フランス語などで、名詞の前に添える形式的な言葉のことです。

 英語における冠詞は、名詞が複数形になると付かなかったり、固有名詞には付かなかったりします。その一方、 フランス語の冠詞は、全ての名詞に必ず付きます。

 これは単純な法則なので分かりやすいでしょう。とりあえず名詞が出てくる場合は冠詞が付くと覚えておけばいいのです。ただ、少々めんどいのは、 男性名詞と女性名詞で冠詞が異なることです。そして、冠詞は、不定冠詞・定冠詞・部分冠詞の3つに分けられます。
 マーカーしたところは重要なので覚えておくと役に立ちます。詳しくは以下に述べます。

 

 不定冠詞

 不定冠詞は、英語でいうところの “a” にあたる冠詞です。
“This is a book.” =「これは(ある1冊の)本です。」という具合に、不特定多数の中からのひとつを示すときに使います。

 フランス語では”C’est un livre.”となります。”livre”は男性名詞「本」という意味で、不定冠詞は”un”です。女性名詞の不定冠詞は”une”になり、複数形の場合は男女どちらも不定冠詞は”des”です。

不定冠詞 単数 複数
男性名詞 un des
女性名詞 une des

 

【例文】




 C’est un livre.
 (これは本です。)
 (This is a book.)




 J’ai une montre.
 (私は腕時計を持っています。)
 (I have a (wrist)watch.)




 Voilà des arbres.
 ((そこには)木々があります。)
 (There are trees.)

 

 定冠詞

 定冠詞は、英語でいうところの “the” にあたる冠詞です。
“This is the book.” =「これが(その、例の)本です。」という具合に、対象を特定して示すときに使います。

 フランス語では”C’est le livre.”となります。”livre”は男性名詞「本」という意味で、定冠詞は”le”です。女性名詞の定冠詞は”la”になり、複数形の場合は男女どちらも定冠詞は”les”です。定冠詞は、唯一無二の名詞に対する冠詞としても使われます。以下の例文にある「オペラ座」のように。

定冠詞 単数 複数
男性名詞 le les
女性名詞 la les

 

【例文】




 C’est le livre.
 (これがその本です。)
 (This is the book.)




 Elle regarde la télévision tous les jours.
 (彼女は毎日テレビを見ます。)
 (She watches TV every day.)




 Ce sont les lunettes de Jean.
 (これはジャンの眼鏡です。)
 (These are the glasses of Jean.)
 ※眼鏡はレンズがふたつなので複数形。



 C’est l’Opéra.
 (これはオペラ座です。)
 (This is the Paris Opera.)
 ※L’Opera・・・パリにある国立歌劇場。1671年に開場。
 ※続く名詞の先頭が母音になるとき、le と laは、l’になる。

 

 部分冠詞

 部分冠詞は、英語でいうところの不可算名詞(数えられない名詞)にあたります。

 例えば、水、パン、空気など、量を数えるのが難しいものは不可算名詞に区分されます。というわけで、 単数と複数の線引きも困難なので、部分冠詞には単数・複数の区別はありません。男性名詞と女性名詞だけの違いになります。

部分冠詞   
男性名詞 du
女性名詞 de la

 

【例文】




 Il y a un peu d’air aujourd’hui.
 (今日は少し風があります。)
 (There is a bit wind today.)
 ※air・・・空気、微風。男性名詞。
 ※続く名詞の先頭が母音になるとき、du は、d’になる。




 Donnez-moi de l’eau, s’il vous plaît.
 (私に水をください。)
 (Please give me some water.)
 ※eau・・・水。女性名詞。
 ※続く名詞の先頭が母音になるとき、la は、l’になる。




 Le matin, je mange du pain.
 (朝、私はパンを食べます。)
 (In the morning, I eat bread.)

 

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疑問文の作り方

【写真】セーヌ川(パリ)

 今回はフランス語の疑問文の作り方を解説します。

 英語で疑問文を作る場合は主語と動詞を入れ替えたりします。フランス語でも同じような構文がありますが、それは実生活ではあまり使われていません。

 結論から言うと、疑問文の作り方は主に3パターンあります。今回の記事はフランスの友人にしっかりと取材しましたから、安心してお読みください。(毎回それなりに取材はしていますよ。)

 ちなみに、例題の肯定文は以下のものとします。

【例題(肯定文)】

 C’est un crayon.
 (This is a pencil.)
 (これは鉛筆です。)

 「・・・そんなん見たら分かるわ!!」

 ・・・というツッコミはごもっともです。とにかく優しい表現にしようとしたら、却って非現実的な文章になってしまいました。今回はご免被って、早速3パターンの疑問文の作り方を見ていきましょう。疑問文なので、どれも語尾にはクエスチョンマーク(?)が付きます。

 

 1.語尾を上げる

 C’est un crayon?
 (セタン クレヨン?)

 これが一番使いやすいようです。当然ですよね。なぜなら、文章は肯定文のまま使えて、疑問文のために構文を変える手間が要らないので。会話のときは語尾を上げて話せばOKです。

 

 2.始めに Est-ce que(エスク)を付ける

 Est-ce que c’est un crayon?
 (エスク セタン クレヨン?)

 これもそこそこ使いやすい形です。なぜなら、肯定文のはじめにEst-ce que(エスク)をつければイイだけで、そこまで手間は掛からないので。

 

 3.主語と動詞を逆さまにする

 Est-ce un crayon?
 (エス アン クレヨン?)

 この言い方は普段はあまり使われないようです。イチイチ語順転換して話すと、頭で考えたり、発音を変えたりしなければならなくなり、面倒が生じますから。
 ただ、始めに語順転換があると「これは疑問文だ!」というのがそこで分かるので、文書などの書き言葉にはある程度向いています。ちなみにEst-ce の 「 – 」(ハイフン)は、語順転換を表します。
 他のパターンでも同様です。例えば、Êtes-vous Japonais?(あなたは日本人ですか?)の “Êtes-vous” は、vous êtes(あなたは~です)の語順転換です。

続いて、例文をいくつか挙げます。

 

【例文】

これは学校ですか?

 C’est une école?

 Est-ce que c’est une école?

 Est-ce une école?


はい、これは学校です。

 Oui, c’est une école.

 

これは本ですか?

 C’est un livre?

 Est-ce que c’est un livre?

 Est-ce un livre?


いいえ、これは(写真の)アルバムです。

 Non, c’est un album de photos.

 

疑問文の作り方には慣れてきましたが、説明不足が多々あります。

【置き去りにした問題】
 ・男性名詞と女性名詞によって変化する冠詞の法則
 ・否定文および否定疑問文の作り方

 ・これは(あれは、それは)~ですか?以外のパターンの疑問文
 (例)
  ・これは(あれは、それは)何ですか?
  ・これは(あれは、それは)どこですか?
  ・あれは(それは)だれですか?
  ・それはいつですか?
  ・それはなぜですか?
  ・あなたは~しますか?
  ・あなたは~しましたか?  ・・・など。

 

 これらは次の機会に少しずつ説明いたします。

【CM】英語とフランス語を楽しみながら学べる本

洋楽の教養12

↑詳細はクリックすれば分かりますぞ↑

Au revoir!(ほな、またね!)

Kikujiro

 

【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会
世界一簡単なフランス語の本:中条省平 幻冬舎新書

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be動詞-être-

【写真】ルーブル美術館(パリ)

  今回はフランス語のbe動詞 “être” を解説します。

 英語で言うところのbe動詞は “am”, “are”, “is” などです。それと比較すると、フランス語のbe動詞は種類が多く見えます。(というより、ホンマに種類が多い)というのは、フランス語の人称代名詞は、単数と複数でbe動詞が異なるからです。
 英語では必ずしもそうではありません。例えば、”You”のbe動詞は単数で”are”、複数で “are”。”She”の be動詞は単数で “is”、複数では主語人称代名詞が”They”になり、be動詞は複数で”are”になります。というわけで、フランス語のbe動詞はちょっとばかり種類が多く感じるかもしれません。
 はじめに人称代名詞、次にbe動詞 “être”、そして例文。
 最後に、発音はソニア先生から教わります。
 宜しゅうおたのもうします。

 

 人称代名詞

 フランス語で主語として使われる人称代名詞は以下の通りです。

単数 複数
  je
  わたしは
  nous
  わたしたちは
  tu
  君は、あなたは
  vous
  あなたは、あなたがたは、君たちは
  il
  彼は、それは
  ils
  彼らは、それらは
  elle
  彼女は、それは
  elles
  彼女らは、それらは

 

 tuは「親称」で、家族や友人などの親しい間柄で使われます。それ以外の人に対しては、相手が一人でも複数形のvousを「敬称」として使います。
 なぜかというと、vousには「あなたは」「あなたがたは」という丁寧な呼び掛け、「君たちは」という上から目線の呼び掛け、以上3つの意味があるからです。便宜上、表中はvousを「複数形」に記載していますが、vousは単数にもなります。というわけで、vousは便利です!

 

 動詞 être

 êtreは英語のbe動詞に当たり「~である」「いる、ある」という意味です。フランス語で最もよく使われる動詞であり、不定詞です。
 不定詞は動詞の原形を表します。そして、動詞 êtreは人称および単数形と複数形の違いによって、動詞の原形が皆無なほど不規則に変化します。
 とはいえ、この複雑な活用形の種類を覚える面倒くささに嘆いても、時間は待ってくれないし現実は変わらないので、何遍も読み書きや会話をして活用形に親しむのが賢明でしょう!知りませんけど^^

単数 複数
 je suis
 わたしは~です
 nous sommes
 わたしたちは~です
 tu es
 あなたは~です
 君は~です
 vous êtes
 あなたは~です
 あなたがたは~です(君たちは~です)
 il est
 彼は~です
 それは~です
 ils sont
 彼らは~です
 それらは~です
 elle est
 彼女は~です
 それは~です
 elles sont
 彼女らは~です
 それらは~です

 

【例文】

 Je suis Japonais. / Je suis Japonaise.
 (私は日本人です。)※左:男性、右:女性。
 (I’m Japanese.)

 Nous sommes Français. / Nous sommes Française.
 (私たちはフランス人です。)※左:男性、右:女性。
 (We’re French.)

 Tu es occupé?
 (君は忙しい?)
 (Are you busy?)

 Vous êtes en retard.
 (あなた(がた)は遅刻しています。)
 (You’re late.)

 Il est chanteur.
 (彼は歌手です。)
 (He’s a singar.)

 Il sont amis.
 (彼らは友人です。)
 (They’re friends.)

 Elle est très gentille.
 (彼女はとても親切です。)
 (She’s very kind.)

 Elles sont de Londres.
 (彼女たちはロンドン出身です。)
 (They’re from London.)

 

 続いて、êtreに関する発音や例文をソニア先生から教わります。

【CM】英語とフランス語を楽しみながら学べる本

洋楽の教養12

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Au revoir!(ほな、またね!)

Kikujiro

【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会

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