【写真】ルーブル美術館(パリ)
今回はフランス語のbe動詞 “être” を解説します。
英語で言うところのbe動詞は “am”, “are”, “is” などです。それと比較すると、フランス語のbe動詞は種類が多く見えます。(というより、ホンマに種類が多い)というのは、フランス語の人称代名詞は、単数と複数でbe動詞が異なるからです。
英語では必ずしもそうではありません。例えば、”You”のbe動詞は単数で”are”、複数で “are”。”She”の be動詞は単数で “is”、複数では主語人称代名詞が”They”になり、be動詞は複数で”are”になります。というわけで、フランス語のbe動詞はちょっとばかり種類が多く感じるかもしれません。
はじめに人称代名詞、次にbe動詞 “être”、そして例文。
最後に、発音はソニア先生から教わります。
宜しゅうおたのもうします。
人称代名詞
フランス語で主語として使われる人称代名詞は以下の通りです。
単数 | 複数 |
---|---|
je わたしは |
nous わたしたちは |
tu 君は、あなたは |
vous あなたは、あなたがたは、君たちは |
il 彼は、それは |
ils 彼らは、それらは |
elle 彼女は、それは |
elles 彼女らは、それらは |
tuは「親称」で、家族や友人などの親しい間柄で使われます。それ以外の人に対しては、相手が一人でも複数形のvousを「敬称」として使います。
なぜかというと、vousには「あなたは」「あなたがたは」という丁寧な呼び掛け、「君たちは」という上から目線の呼び掛け、以上3つの意味があるからです。便宜上、表中はvousを「複数形」に記載していますが、vousは単数にもなります。というわけで、vousは便利です!
動詞 être
êtreは英語のbe動詞に当たり「~である」「いる、ある」という意味です。フランス語で最もよく使われる動詞であり、不定詞です。
不定詞は動詞の原形を表します。そして、動詞 êtreは人称および単数形と複数形の違いによって、動詞の原形が皆無なほど不規則に変化します。
とはいえ、この複雑な活用形の種類を覚える面倒くささに嘆いても、時間は待ってくれないし現実は変わらないので、何遍も読み書きや会話をして活用形に親しむのが賢明でしょう!知りませんけど^^
単数 | 複数 |
---|---|
je suis わたしは~です |
nous sommes わたしたちは~です |
tu es あなたは~です 君は~です |
vous êtes あなたは~です あなたがたは~です(君たちは~です) |
il est 彼は~です それは~です |
ils sont 彼らは~です それらは~です |
elle est 彼女は~です それは~です |
elles sont 彼女らは~です それらは~です |
【例文】
Je suis Japonais. / Je suis Japonaise.
(私は日本人です。)※左:男性、右:女性。
(I’m Japanese.)
Nous sommes Français. / Nous sommes Française.
(私たちはフランス人です。)※左:男性、右:女性。
(We’re French.)
Tu es occupé?
(君は忙しい?)
(Are you busy?)
Vous êtes en retard.
(あなた(がた)は遅刻しています。)
(You’re late.)
Il est chanteur.
(彼は歌手です。)
(He’s a singar.)
Il sont amis.
(彼らは友人です。)
(They’re friends.)
Elle est très gentille.
(彼女はとても親切です。)
(She’s very kind.)
Elles sont de Londres.
(彼女たちはロンドン出身です。)
(They’re from London.)
続いて、êtreに関する発音や例文をソニア先生から教わります。
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Au revoir!(ほな、またね!)
Kikujiro
【参考文献】
仏検公式基本語辞典 3級4級5級 フランス語教育振興協会