『なんぎ』

【上賀茂神社:祓いの短冊(京都市北区)】

 これは意味が広いのでホンマに使い易い言葉です。
 漢字を読むのはちょっとなんかもしれないですけどね!
 ・・・というわけで読み方が分かるようにルビを付けました^^

なん

【意味】①困った ②苦労する ③煩わしい

アクセントは次の通りです。(H:高音 L:低音)
HLL
なんぎ

HLLL HLLHL
なんぎな やっちゃなぁ
 (難儀なやっちゃなぁ)⇒(困ったヤツだなぁ)

HH HHLL, HLL HHHL
この ごじせい、なんぎ しますわ
 (この御時世、難儀しますわ)⇒(この御時世、苦労しますよ)

HLLL HHHL LLHL
なんぎな よのなか ですなぁ
 (難儀な世の中ですなぁ)⇒(煩わしい世の中ですねぇ)

 ※語尾の『~わ』は関西弁によく見られる表現です。標準語では『~よ』に当たります
 語尾に『~わ』が加わることで口振りが多少柔らかくなります。
【例】
 関西弁:『知らないんですわ』 =標準語:『知らないんですよ』
 関西弁:『今日仕事なんですわ』=標準語:『今日仕事なんですよ』

 最後に大阪のおっちゃんによる関西弁講座「大阪おっちゃんねる」による関西弁のアクセント講座をご紹介します。

 私がここでお伝えしたかったのは、今回のテーマである「なん」のアクセントと用例です。 この動画はクイズ形式になっており、第1問に「なん」が登場します。

 「なん」は見慣れない漢字で取っつきにくいかもしれませんが、せんど見れば親しみを感じてくると思います。
「鮮度」ではなく「千度」ですよ。これは厳密に「千回」ではなく「何度も」という意味の京ことばです。

ほな、おおきに。

Kikujiro

関連記事:『せんど』
https://melodies-of-days.com/languages-kyoto_dialect-phrase14

【本記事の参考文献】
「もっと!もっと!京ことば」 <秋>
「京ことばの辞典」大原穣子 研究社

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